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特許情報フェア

East Meets West 2011報告書

2011年5月11日

株式会社レイテック
調査2グループ 中西 祐美

 4/14,15にウィーンにて開催されたヨーロッパ特許庁主催のアジア特許情報カンファレンスEast Meets West 2011(EMW 2011)に出口隆信社長と元東京農工大学技術経営研究科教授の鶴見隆先生と参加して、PAT-LISTの紹介をしてきました。

 東日本大震災の影響が危ぶまれる中、ヨーロッパ各国の参加者から日本への温かいお見舞いの言葉もいただき、カンファレンスに無事参加してきました。

 East Meets Westの前にはCN/Webユーザーでもあるデンマーク特許庁に表敬訪問し、化学系審査官のMs. Bodil HaslingとMs. Tone Harritと親睦を深めたり、また、ミュンヘンにあるWAGNER&GEYER知的財産法律事務所を訪問し弁護士/弁理士のMr. Eric C. EmdeにEPO本部やドイツ特許商標庁を案内していただいたり、またEPOのElectric Libraryを訪問してバージョンアップしたばかりのEsp@cenetについてMs. Martine Kriwyと情報交換したりと非常に内容の濃い一週間となりました。

 今回の欧州出張を通して、EPOとUSPTOが協調してハイブリッド分類に関する取り組みが進んでいること、インド特許庁の検索システムIPAIRSから得られる情報が増えていること、ヨーロッパの人たちが課題解決マップなどの特許解析や中国特許調査などに関心を持っていることを感じることができました。

 また、East Meets Westを通して温かい支援をいただきました本部長のDr. Gunther Vacekに心より感謝いたします。



訪問先
1. Danish Patent and Trademark Office
Helgeshoj Alle 81|DK-2630 Taastrup| Denmark
www.dkpto.org
2. Wagner & Geyer
Intellectual Property Attorneys
Gewuerzmuehlstr. 5| 80538 Munich | Germany
www.wagey.de/index.html
3. EPO Munich Electric Library
Grasserstrasse 6| 80339 Munich| Germany
4. European Patent Office sub-office in Vienna
Rennweg 12 | 1030 Vienna | Austria
www.epo.org

スケジュール
4/10(日) 9:30に成田空港に集合したものの予定していたコペンハーゲン行きの飛行機が機材不足のためキャンセルとなり、アムステルダム経由でコペンハーゲンに行くこととなった。 13:20に成田を出発し、18:00前にアムステルダムに到着。2時間待ち、20:20の飛行機でコペンハーゲンに行く予定が、この飛行機の出発も1時間ほど遅れてコペンハーゲンに着いたのが23:00頃となった。 思わぬ長旅となったが、無事コペンハーゲンに到着することができた。 EMWで出会った他の日本人参加者も、予定していた飛行機がキャンセルになったとのことだった。 ヨーロッパに向かう飛行機は調度福島上空を通るようだ。
4/11(月) 10:00〜 Danish Patent and Trademark Office表敬訪問
コペンハーゲンでは、電車の券売機がコインかクレジットカードしか使うことができなかったり、車内のドアを開けるのにセンサーの下で手を水平に動かす必要があったり、ホームに入る前に打刻器で切符に必要回数打刻しなければならなかったり(3人分の往復チケットを持っていたが、1でも、3でも、6でもなく、5回打刻する必要があると車内で説明された)と、初めてのコペンハーゲンでの電車移動にてこずりながら、デンマーク特許商標庁へと向かった。
デンマーク特許商標庁では、化学系審査官のMs. Bodil HaslingとMs. Tone Harritが美味しいパンとフルーツとコーヒーを用意してもてなしてくれた。
午後は、コペンハーゲンを散策して人魚姫の像やアマリエンボー宮殿などを周った。宮殿の前の広場には複数の衛兵がいたが、午後から良く晴れていたこの日は気温も高く、黒い毛皮の黒い帽子を被った衛兵の顔が真っ赤になっていて暑そうだった。
20:05発の飛行機にてウィーンに向かいこの日もウィーンのホテルに着いたのは23:00過ぎとなった。

デンマーク特許庁に関するQ&A

Q.審査の体制はどのようになっているか。
A.化学分野、機械分野、電気分野の3つの部門からなる。

Q.通常の審査の他に、有料の調査サービスを提供しているが、公的なサービスと商用のサービスの比はどれくらいか。
A.7:3くらい。

Q.調査には審査官用のDBを使っているのか。
A.審査官用のDBを使っている。分野によってはSTNなども使っている。

Q.デンマーク特許の検索システムPVSOnline (http://onlineweb.dkpto.dk/pvsonline/Patent)についてタイムラグはどのくらいか。
A.週に一度データを更新している。

Q.リーガルステータスは確認できるか。
A.PVSOnlineでの検索結果項目に「status」がある。またPVSOnlineの検索結果からesp@cenetへのリンクがあるので、リンク先でINPADOC statusを確認できる。

Q.パテントファミリーを確認できるか。
A.PVSOnlineの検索結果からesp@cenetへのリンクがあるのでリンク先で確認できる。

Q.pdf公報を取得できるか。
A.取れるものもある。パテントファミリーがあるものはファミリー特許のpdfしか取得できないものもある。



4/12(火) 5:00にホテルを出て6:30発の飛行機でミュンヘンに向かった。 ホテルから空港に向かうタクシーはベンツだった。 走りが安定しているように感じた。 ミュンヘンやオーストリアのタクシーはベンツが多かった。

9:00〜 WAGNER&GEYER知的財産法律事務所表敬訪問
WAGNER&GEYER知的財産法律事務所を訪問し、弁護士/弁理士のMr. Eric C. Emdeに事務所の概要などの説明を受けた後に、ドイツ特許商標庁とEPOへ向かった。 ドイツ特許商標庁の中にはドイツ特許などを検索できるパソコンがおいてある電子図書館があったが、以前よりも規模を縮小しているとのことだった。 当日そこにいたのは2〜3名程度であり、Webサービスが充実してきている中で電子図書館の果たす役割が減ってきていることを感じた。



  14:00〜 EPO Munich Electric Library

EMW2011の本部長のDr. Gunther Vacekに紹介していただいてミュンヘンにあるEPOのElectric Libraryを訪問した。 Ms. Martine Kriwyから新しくなったEsp@cenet(http://worldwide.espacenet.com/)の機能や便利なリンク集などを教わったが、Electric Libraryに足を運ばなくともリーガルステータスなどを含め多くの情報がインターネット経由で取得できることがわかった。

Esp@cenetに関するQ&A

Q.どの機能が新しくなったのか。
A.
  1. My patent list にソート機能が付いて優先日、発明者、出願人、ECLAなどでソートできるようになった。
  2. Query Histry機能が付いて検索式を保存できるようになった。
  3. Download Covers機能が付いて、選択した文献のフロント頁を一括してダウンロードできるようになった。
  4. EPやWOに関するesp@cenetの検索結果の中に、包袋情報(Register)へのリンクボタンができて簡単に包袋情報へアクセスできるようになった。
Q.全文検索はできるか。
A.EPとWOはできる。ただし、ドイツ語やフランス語で書かれているものを全文検索するにはドイツ語やフランス語で検索する必要がある。ドイツ特許についてはDEPATISnetにて全文検索ができる。

Q.その他便利なリンク集などはありますか。
A.アジアの特許情報をまとめたものhttp://www.epo.org/searching/asian.htmlや各国の特許検索システムやガゼットへのリンク集 http://www.epo.org/service-support/useful-links/databases.htmlなどがある。
EPの検索システムとしてesp@cenet以外にもEuropean publication server(https://data.epo.org/publication-server/?lg=en)がある。

  電子図書館を訪問した後に再び、Mr. Eric C. Emdeと会い、和食(風)レストランでキュウリ入りのお酒を飲んで、食事をした後、21:35ミュンヘン発の飛行機でウィーンへ戻った。 ミュンヘンで乗ったタクシーの一つがエコタクシーでプリウスだった。 プリウスに乗るのは初めてだったが、聞いていたようにとても静かに走る車だった。



4/13(水) 9:00〜12:00 Training session 1. at EPO sub-office in Vienna

Retrieving Indian patent information from iPairs
※the city codes for MADRAS (MAS), CALCUTTA (CAL) and BOMBAY (BOM) changed to CHENNAI (CHE), KOLKATA (KOL) and MUMBAI (MUM) respectively. As for the year of the change, we have received confirmation from the Indian Patent Office according to which the city code BOM changed to MUM already in 2000, and the codes MAS and CAL changed to CHE and KOL in 2003. You will find this information on page 10, slide 20 in the electronic handout.

13:30-17:00 Training session 1.

Understanding the world's major classification schemes
※the best way of searching with F-terms additional codes on the JPO's IPDL: in the F-terms Search on the IPDL, if you want to limit your search to one specific additional code, you have to input the four-digit term code followed by a dot followed by the additional code in question, e.g. "(3E067) BA01.A". If you want to make sure to include all additional codes available for a particular term code, you can simply input the term code in question followed by only a dot, e.g. "3E067BA01." This will retrieve documents having been assigned E067BA01 or E067BA01.A or E067BA01.B or E067BA01.C.

EMW2011の前に開かれたトレーニングセッションに参加した。 インドの特許検索システムiPairs(http://ipindia.nic.in/ipirs1/patentsearch.htm)に関して、データの収録状況に不明瞭部分があるものの(現在の更新状況はLast update: 23rd June, 2010となっている)、全文のテキストデータ、リーガルステータス(テスト中)にアクセスできるようになり便利になったと感じた。

4/14(木) 14:00〜 East Meets West 2011 Forum on Patent information Asia at Austria Trend Hotel Savoyen
EMW2011は、EPOのMr. Richard Flammerのウェルカムスピーチによりはじまった。 5大特許庁の取り組みについて、米国以外の4カ国の特許庁から紹介があった後、Country focusとして、シンガポールとインドからの発表があった。
前日のトレーニングセッションでも取り上げられていたが、インドに関する特許情報が今回の柱の一つであった。 またEPOが主体になって進めているハイブリッド分類(CHC: Common Hybrid Classification)については、分類体系の異なるUSPCとFTがどのように組み込まれていくのか気になるところだが、USPCについては分類付与にかかるコストなどを背景に、EPOとUSPTOが協調してEPOがECLAをベースとした分類(CPC: Cooperative Patent Classification)を米国特許にも付与していくことが同意されたとのことだった。
その後にFI/FTとも協調して共通のハイブリット分類CHCとしていくとのことだった。 FTについては、このまま存続していくのか、そうでないのかなどと質問も出ていたが、まずはECLA、USPC、FIを統合していく方向とのことだった。

 
Time Programme
14.00 - 14.20 Welcome & keynote speech (Richard Flammer, EPO)
14.20 - 15.50 IP5 and common working tools: podium discussion
14.20 - 14.30 Introduction (Heiko Wongel, EPO)
Presentation (PDF, 160 KB)
14.30 - 14.45 Current status of SIPO's online Chinese-to-English patent machine translation service (Hongfei Jiang, SIPO)
Presentation (PDF, 1.5 MB)
14.30 - 14.45 Classification matters (Ryuichi Ota, JPO)
Presentation (PDF, 1.3 MB)
15.00 - 15.15 Documentation matters (Paul Schwander, EPO)
Presentation (PDF, 600 KB)
15.15 - 15.30 A web service and analysis tool for Korean patent information (Dong-Young Lee, KIPO)
Presentation (PDF, 1.8 MB)
15.50 - 16.20 Coffee break
16.20 - 17.50 Country focus
16.20 - 16.50 Singapore: introduction to the patent system and patent information (Danielle Yeow, IPOS)
Presentation (1.6 MB)
16.50 - 17.20 An update on the Indian patent information system (Palani Balamurugan, IPO Chennai)
Presentation (1.7 MB)
17.20 - 17.50 Innovation and IP policy - the Indian patent matrix (V.C. Vivekanandan, Nalsar University of Law, India)
Presentation (710 KB)
18.30 - 22.00 Evening event at Viennese Heurigen



4/15(金) EMW2011二日目はまず9:00〜Poster session、10:20から鶴見先生にPAT-LISTを使用したローカルDBや戦略DB構築に関する発表を行っていただいた。 今年はポスターセッションへ人の流れを作ることを意図してプレゼンテーションの会場を二つに分けたとのことで、例年よりポスターの方にも人が多かったようだ。


(元)東京農工大学大学院 鶴見 隆様の発表資料はこちら

  14:00 - 15:30 Discussion F: Patent mapping - possibilities for and in Asia
午後は、パテントマップに関するディスカッションラウンドに参加して、パテントマップを有効活用するための取組みとして行っているPAT-LIST研究会のことを紹介した。 ヨーロッパからの参加者から紹介されたマップは、ランドスケープや書誌的事項のマップであり、JAPIOの方が紹介した公報の読込みや用語の統制が必要となる課題−解決マップに関心を持っているようだった。
その後、Dr. Gunther Vacekよりディスカッションラウンドのサマリーがあり、EMW2011は閉会となった。

 
Time Preliminary programme
09.00 - 11.00 Poster session and product presentations
11.00 - 12.30
・Discussion rounds
Discussion A: What industry needs - towards effective collaboration between East and West
Presentation Peter Kallas (PDF, 807 KB)
Presentation CPIC (PDF, 31 KB)
Presentation JPDS (PDF, 54 KB)
Presentation JPO (PDF, 32 KB)
Presentation Molecular Connections (PDF, 68 KB)
Presentation User 1 (PDF, 30 KB)
Presentation User 2 (PDF, 32 KB)
Presentation User 3 (PDF, 32 KB)
Presentation User 4 (PDF, 30 KB)


・Discussion B: Cross-language searches - do they work (yet)?
Presentation Tsuyoshi Kakita (PDF, 278 KB)
Presentation Bruno Pouliquen, Christophe Mazenc (PDF, 217 KB)


・Discussion C: Common Hybrid Classification - what does it mean for searching Asian data?
12.30 - 14.00 Lunch & possibility to visit poster exhibition
14.00 - 15.30
・Discussion rounds
Discussion D: Working together to make Asian patent documentation work
Presentation Introduction (PDF, 355 KB)
Presentation Doina Nanu (PDF, 170 KB)
Presentation Paul Schwander, Tania Malmierca (PDF, 757 KB)


・Discussion E: Legal status from Asia - useful approaches
Presentation Arndt Mecke, Gerold Frers (PDF, 50 KB)
Presentation Fenny Versloot-Spoelstra (PDF, 393 KB)


・Discussion F: Patent mapping - possibilities for and in Asia
Presentation Junya Watanabe (PDF, 684 KB)
Presentation Atsushi Morifuji (PDF, 1.9 MB)
Presentation Johannes Schaaf (PDF, 429 KB)
Presentation Yumi Nakanishi (PDF, 679 KB)
15.30 - 15.45 Coffee break & possibility to visit poster exhibition
15.45 - 16.30 Closing session
15.45 - 16.00 Summary of the discussion rounds(Gunther Vacek, EPO) Presentation (PDF, 142 KB)
16.00 - 16.20 User's voice (Arndt Mecke, Siemens AG)
16.20 - 16.30 Closing remarks (Richard Flammer, EPO)

4/16(土) この日に出発しても次の日に出発しても料金は変わらないということで、帰国を一日伸ばし一日ウィーン観光に当てることができた。
4/12にウィーンからミュンヘンに向かう飛行機の中で社長が知合いになったウィーンに住んでいるSAPのエンジニアに教えてもらったGrinzingにトラムで向い、更にGrinzingからバスでKahlenbergまで移動した。Kahlenbergの展望台からウィーン市外やドナウ川を一望できた。帰りは徒歩でドナウ川まで下り、ドナウ川沿いを散歩したがこの日も天気に恵まれ気持ちの良い一日だった。



4/17(日) この日も5:00にホテルを出てウィーン空港へと向かった。ウィーンを7:15に出発してコペンハーゲンに向かった。成田行きの飛行機まで時間があったので美術館によったりNyhavn(新しい港という意味だそうだ)で食事をしたりした。帰りの飛行機は定刻に出発し4/18(月)の朝に無事帰国した。